のんのんびより （りぴーと）

演出的な見所としては、場面を記号化した良い例として、
駄菓子屋とれんげの回における、昼寝のカットが挙げられます。

蛍と小鞠の絡みに使われるエフェクトが、
百合的な趣を何倍にも増幅してくれました。
腹蔵無くスタッフに喝采を送りたい。

原作を読んだ段階ではさして気に留める事も無かったのですが、
良い意味でアニメ化の威力というもの実感させられました。

東京から引っ越してきた小学五年生の少女・蛍と、年齢のバラバラな分校の生徒たちとの交流を描いた日常コメディ。
わりとギャグ色が強く、のどかな田舎町の風景のなかで、個性豊かなキャラクターたちが可笑しくもゆるい日常を繰り広げていきます。

小五にしては大人びた容姿の蛍が、子どもっぽい中二の先輩・小鞠に早い段階で恋愛的な感情を抱くため、百合度はわりと高め。駄菓子屋とれんちょんの関係も素敵です。