このはな綺譚

ひたすら優しい世界の作品でした。基本的にはキャラのかわいさを楽しむアニメだとは思いますが、百合的な見所もかなり有りました。一人百合少女のキャラがいて、その子が素直になれないところなどが私的にはたまりませんでした。

此花亭という神様が行き来する宿、そこで働く狐の柚たちの不思議な出来事や日常を綴った作品 内容としては、「夏目友人帳」のような奇譚要素、百合、仲居としての日常を描いていて、それぞれが非常にいい味を出しています
カップリングに関しては柚皐、蓮棗、桐櫻で固定されてる印象が強いです
アニメは百合姫Sで連載されていた「此花亭奇譚」とバーズで連載されている「このはな綺譚」のエピソードから選出されていて、特に「此花亭奇譚」の方のエピソードの夏祭り回等は非常に百合度が高く、おススメです
また奇譚要素も完成度が高く、アニメならではの表現技法を駆使した梅雨のお話、声優の演技力も光る母と娘の話、原作を上手く組み合わせたおじさんと少年のお話とかなり感動させられました
男は客に何人かいますが、基本的におじさんが多く、柚たちに手を出すことはありません
1人だけ恋愛感情を示した幼い客もいましたが、むしろその描写自体が百合的に美味しくなったりしましたので、地雷はありません 奇譚に百合といった要素が好きなら間違いなくおススメできる作品です