結城友奈は勇者である -結城友奈の章-（鷲尾須美の章/勇者の章）

ほとんどゆゆゆについて知らない状態で見たので、考察ができるようなアニメだとは思っていなく、思いがけずとても楽しめました。シリアスな展開があまり得意ではない私には銀の死は結構堪えました。どんな困難にも諦めずに立ち向かう姿はまさに勇者で、見ていてとても清々しく感じました。百合度は高くありませんが、可愛いくて個性が有るキャラクターたちの絡みが癒しになります。

西暦から遠い未来、神世紀300年の中学生・結城友奈たち勇者部が勇者として選ばれ、その御役目を受ける
1期と2期の勇者の章は勇者部のお話、2期の鷲尾須美の章は1期の前日譚にあたるお話
辛い運命と尊い日常が交錯する新日常系を代表する作品です
日常パートは基本的に穏やか日常を綴っていますが、東郷さん、園子様(時々夏凜)を中心に局所的に濃い百合模様が発生します
勇者としての御役目は見ていて非常に辛いと感じるシーンが多く、まさに新日常系といえるでしょう
設定も緻密にに作り上げられていて、考察のしがいもあります
また、メディアミックス展開が非常に多く、ノベルの「乃木若葉は勇者である」「楠芽吹は勇者である」をはじめ、スマホ向けゲームの「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」、「乃木若葉は勇者である」上巻の書き下し「白鳥歌野は勇者である」も等も本編の「結城友奈は勇者である」に関わってくるところがあり、これらをカバー出来ると、より世界観への理解が深まりアニメもより深く楽しめます　勿論、見ていなくてもアニメは充分楽しめますよ
これらメディアミックス展開作品も百合的に美味しい作品が多いです
派生作品も多く展開が辛いため、人を選ぶかもしれませんが、だからこそ輝く日常の尊さ、それを感じられるとても素晴らしい作品です

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